2009年01月06日

去年読んだ本

 主に年末にかけて読んだもの。仕事用が多かった。やっぱり買わないといけないものも多いので、備忘録。



『福音の少年』あさのあつこ
 この人激情型で、多分書き方が似ている。この本はちょっとテーマがわかりづらかった。イメージばかりが暴走して、捉えきれてないとこまで似てる。あと、岡山弁のせいか、岩井志麻子ねーさんも思い出す。『No.6』の現代版みたいなところか?

『No.6』#4あさのあつこ
 矯正施設の中へ、というところまで。この2人の人物は好き。結末を知りたいような、それは自分で考えるべきなような。だんだんと、物語に追いつくような現実から、目を背けないでいられるように。

『学級再生』小林正幸
 学級崩壊だけではなく生徒ひとりひとりと付き合うために、今の子どもたちの中で何が起こっているのか見ておこうと思った。ところが、別に今の話ではなかった。多分、くらぽー自身も同じような子どもだったのだ。別に時代を先取りしたつもりもないけど…。ソーシャルスキルとか、仕事だけではなく自分に足りない物なはずなので、勉強したいと思った。

『わが子に教える作文教室』清水義範
 親が見る場合どうすればいいか、というのをユーモアたっぷりに指南してくれる。「読書感想文は書かせるな」とか言っちゃうんだけども、本当にのびのびと書けるような感じがしてくるので(乗せられてる?)、職場の作文の書かせ方がだんだんいやになってくる(笑)。1冊常備しておきたい。

『動物化するポストモダン』東浩紀
 友人に教えてもらった。「大いなる物語」が消失してしまった時代に、もはやツリー型ではなくデータベース型としての情報の組み合わせによって「萌え」が作られている、という理解でよかっただろうか?また別のところからもこの“物語→情報”というオタクの変化論的なものを他の友人から聞いていたので、やはりこの本は的を射ているのだと思う。結局、殆どの物は語り尽くされてしまい、あとはそれの換骨奪胎による2次創作=シミュラークル(潜在的か顕在的かの差はあれ)の繚乱で最近の創作世界(漫画からハリウッド映画まで)が埋め尽くされているのは事実だ。あとは、如何に人々を「萌え」させ得るようなデータで構築するかによるのだ。にしても、美少女ゲームの中で表現方法を探っているような人々の存在に気づかされたのは新鮮だった。小説を読むよりもゲームの方が選択肢によっていろいろ変わるから面白いというのは、幻想水滸伝Uをやって初めて気づいたことだったけれども、ギャルゲーにはやっぱり偏見がありました。尤も、ピンク映画出身の映画監督だってたくさんいるわけだし、映画のようにゲームも大衆性があるから、そのような中からもっと深いゲーム作品を作ってくれるメーカーがでてくれればと思う。そんなわけで(?)乙女ゲーム「遥かなる時空の中で」をまた始めた。

『プロ家庭教師の技』丸谷馨
 基本的に家庭教師ともなれば、『エミール』のように勉強だけでなく生徒個人に寄り添ったカウンセラー的な役割がある。うちは塾だけど完全な個別なので、もっとそういうのをやってもいいのだと思った。もう少し自信がつけば、家庭教師としてやっていってもいいかななんて思ったりしたけど、やっぱり体力的に4校舎回るだけで悲鳴上げてるし、無理だろうなあ。本自体は、家庭教師にまつわる雑多なデータベースの寄せ集めという感じがして、具体的な家庭教師をしている人の生活や業界の実態など目指す人にはいいのかもしれないけど、もうちょっとタイトルに合わせた内容に絞ってほしかった。これを参考にして、高校生の進路相談とか小学生と交換日記とか勝手なことを思いついてやっているのは割りとモチベーションに対して奏功してるみたいでうれしい。けれど、もっともっと生徒に寄り添って指導していきたいのに、事務の仕事がもろもろあって、それに集中できないのは本当にもどかしい。

『もしもあなたが猫だったら?』竹内薫
 ええ、勿論ジャケ借りですよwwwでも思考実験という面白いものをすることができて楽しい本でした。「たけしのコマネチ大学」で解説をしている先生です。面白い経歴の人で、文系から物理・科学哲学に転向してる。「ゴルディロックス・ゾーン」とか「魔法数」とか物理の用語は楽しい言葉が一杯!また、哲学の内容も含んでいるので、プラトンから教育や政治の話にも飛んで、この人の授業が受けられたら東大に行くのも悪くはないなと思ったけど、現在は執筆業に専念(?)しているそうで残念。宇宙物理学に夢を馳せていた小学生時代を思い出した。「ファインマンさん」シリーズとか、読んでみよう。でも、また数学を中学からやり直さなきゃ…(汗


posted by くらぽー at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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