2010年04月16日

宮崎駿特集

 4月はarteというチャンネルで宮崎駿特集をしていて、先週は「となりのトトロ」でした。さすがに吹き替え、字幕なしでしたが、初見はなんといっても小学生の頃だったので全然問題なしでした。サツキやメイたちの会話から、ああこういう風な言い回しをするんだと気づかされたこともいっぱいあった(普通に勉強してたんじゃわからないこと)。

 それに、なんで「トトロ」が人気なのかもよくわかりました。他の作品全部とは言わないけど、この作品には"争い"がない。それでいて、日本が忘れかけてるいいところがしっかり出てる。みんな優しいし、誰一人自分のことだけしか考えてないことはない。(メイだって、お母さんが心配だから病院に行こうとしたんだろうし)

 一晩で成長していく木の枝ぶりが雲の湧き方?にも似ていて、キノコ雲を思わせる形になったのは少し謎が残るけど。

 で、くらぽーが一番好きなのは「ラピュタ」なのですが、こんな記事がありました。
http://www.sugoren.com/report/post_661.php

 やはり宮崎アニメで一番かっこいい男の子は誰かと言ったらパズーだと思うのです。アシタカやハクよりも、勇気と知恵と優しさでできてる感じがするのです。

 この中で7〜5位は別に問題じゃなくて(今日び目玉焼きも作れない男は論外)、3〜1位に女の子の本音が隠れていると思いますね。宮崎アニメはどうも「千と千尋」から優男美少年が出てくるようになってしまったけど、一番の王子様はやっぱり、パズーだとくらぽーは思うのです。特に「バルス」って言うなんてのはすごいですよ。

 まあそれと反対に今週見た「ハウルの動く城」は、実は初見でほとんど聞き取れなかったんだけど、優男のハウルは結構臆病ででもプライドは高くて、リアルな男性に近いのかなと思いました。(その代わり主人公は結構理想家された女性)宮崎アニメって「トトロ」のサツキやナウシカ、シータでさえ女の子が可愛いのに潔かったりして総じて芯が強いんだと思います。中でもカッコいいのは、自分の中ではクシャナかエボシ御前。悪役・憎まれ役がかっこよくてこその名作(そういう意味ではラピュタのムスカは…ちょと痛い?) そして最近はあんまり美学のある悪役が少ない…。


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少女は戦う「不思議の国のアリス」(ティム・バートン版)

 観てきました〜!すっごい良かった!原作の「不思議の国」と「鏡の国」がまざっている13年後の話なので、知ってる人も知らない人も楽しめる内容。映像はかなり気に入った。
 今回はあんまりダークな感じはしなかったな〜、割と万人向き。ちょっと前のテリー・ギリアムの「バロン」を思い出しました。まあ、人物の白塗りメイクに抵抗ある人は仕方ないかもしれないけど。
 ラストも意外な?展開で、エンディング曲もアヴリル・ラヴィーンだし少女の成長物語になっていて、ティム・バートン作品においては超前向きハッピーエンド(これはファンによっては好みが分かれるかも?)
 ただ、原作を知ってるとかなりの改変があるのが気になるくらい。で、ストーリー的にはあんまりひねりはない(笑)これは21世紀の「アリス」だと思った。
 英語はまたイギリス英語っぽくて、フラ語の字幕を読みながら補完してましたが、例の通り名前だの謎の動詞だのは想像でもカバーしきれませんでしたが、それなりに楽しめました。(3Dでも酔わなかったしね)

 まあ最後の帽子屋(ジョニデ)の言葉もわからなかったし、そのうち日本語字幕のやつが出たらまた観たいなと思います。


 くらぽーにとってのティム・バートンって原体験が「シザーハンズ」と「バットマン」だからなあ。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」、「コープス・ブライド」もいい感じでしたけども。「チャーリーとチョコレート工場」は子ども向け(?)だし、「スウィーニー・トッド」は観てないけどちょっと怖すぎだし、久しぶりにバランスの取れた作品が出来たかなーと感じました(何様)。「ビッグ・フィッシュ」観てないのでそれも観たいです。
posted by くらぽー at 07:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月31日

青年座パリ公演「鳥の飛ぶ高さ」・狂言回し考

 やっと精神的に安定?してきたので、次のPMSの波が来る前に更新です。

 ちょっと前だけど、久々に生で舞台を見ることができました。しかもパリで。こちらでできた知人に誘われて行ってきたですよ。
 平田オリザ率いる青年座がフランス巡業?中で、日本語の舞台なので安心して行ってきました。
http://www.seinendan.org/jpn/info/info090404.html

 ところが、始まった狂言回しの口上はなんとフランス語!字幕はもちろん日本語の台詞のためのものなので、字幕を見てもわからんものはわからん…。
 とりあえずそれがなくてもストーリーはおおかたわかるようになっており、今回は“狂言回し”というのものの存在について考えさせられました。

 フランス企業による日本の家族経営企業の買収劇…と言ってしまうと経済問題に弱いくらぽーには堅苦しいものかと思ってましたが、それが軽いコメディになっていて、文化摩擦?(というものがあるとしたら)を日本独特の古事記による神話のモチーフを絡ませ、もう一つはルワンダの現状(対立というよりは一方的な攻撃ではなかったかと記憶している)とも比較させ、3つの事象をそれでも2時間弱にまとめあげる手腕には驚きです(原作は6時間!)しかも途中でミュージカル仕立てになってるし!

 狂言回しはその日本企業内のしがないサラリーマンで、そういえば本筋とはほとんど関係ない。実際は進行役でずーっとしゃべりっぱなし。でも実は物語の筋に結構翻弄されてもいる。小説だと「シャーロックホームズ」のワトソン、漫画だと手塚治虫の作品に出てくる人物が代表される。
 『真夏の夜の夢』では、取り違えの原因を引き起こした張本人なので、トリックスターと言いこれは少し系統が違うらしい。
 でもこの説明によれば、脚本上の主人公とは違うけど主人公と言ってもいいのだそうな。
http://www.moon-light.ne.jp/termi-nology/meaning/kyogenmawashi.htm
「鳥の飛ぶ高さ」は群像劇?だから主人公は一人じゃないだろう。最終的に物語のオチを引き受けていたのは彼一人?だったような気もするけど。
 今コメディを書いているので、参考になったといえば少しはなったのかな。


 フランス公演というだけあって、フランスと日本の文化を意識した作りにもなっている。
 とにかく東西・男女・古今を対比をさせたがるけれども、最終的(オチではなく、テーマとして)には日本の神話で、負けた方も神として祀るのが日本の文化だと言い切る辺りがとても面白かった。

 余談だけど、志賀廣太郎さんにサインもらえたのですよ!フランスの公演は日本と違ってそういうのができたのも良かった。出番が少なかったのが残念だったけどね。
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2009年06月10日

生きていくポリフォニー〜チェーホフ・「PARIS」「モンテーニュ通りのカフェ」(前)

 実は、最近縁あって演劇の研究をしている知人ができました♪とある学校で講義をされているとのことで、それに呼んでいただけました。「テクストと演出」というテーマで、その回はチェーホフ…。昔「櫻の園」を少し読んだけど、なんか意味があまりわからなくて吉田秋生の漫画の方が面白く感じた記憶が…。でも、前回の「同じ作品を違った演出で観ること」の研究には欠かせないかも。
 
「とりあえず○○のシーンのところだけでも目を通しておいてください」というお願いに沿って、前日図書館に本を探しに行く。が、その日は休館日…!諦めて明日行く前に寄るか?とも考えたが、少し迷って近所の古本屋を巡ってみる。意外と芸術系とか文学系とか多くてびっくり。チェーホフ全集とか絶対ありそうと思って回ったが、なかなか見つからない。
 ところがこれで最後かと思った3軒目。タイトルが日に焼けて見えない分厚い本をたまたま手にとって見る。すると、『チェーホフ戯曲選』のタイトルが。思わず戦慄、腰が抜けそうになる。さらに、ブックオフを覗くと阿刀田高の『チェーホフを楽しむために』を見つける。なんと両方とも課題の3作品が載っているではないか…!特に、『楽しむために』はチェーホフの読み方をしっかり解説してくれていた。

 要するに、主人公がはっきりしていないこと。人物は重要度がA〜Cのクラスに分類される、群像劇。それを頭に入れるだけで全然作品世界の把握が違ってくる。また、ドラマらしいストーリー(筋)はあんまりない。というか、ドラマにストーリーを求めてはいけないのだな、という方が正しいのかもしれない(後に詳述)。
 別の章では、トルストイのシェークスピア批判の話から、小説と演劇の理論の違いを明確に説明してある。「小説は全編を通してリアリティーを求めるが、演劇は個々の場面における(中略)観客を揺するリアリティー(注:演技や台詞など)を求めている」ということ。また、(意外なことに)小説家であり劇作家であったチェーホフは、そこから場面を重要視する劇的でもあり、人間心理を描く小説的でもある独自の作風を生み出したということ。「誰かが到着し誰かが去って幕が下りる」のがチェーホフ劇の典型ということで、しかし「それまでの一つ一つの場面が輝いている」のは「ストーリーよりも一つ一つの場面に重きを置いている」ということに、なるほど…?と思った。


 講義では、チェーホフ作品の演出についてのビデオを鑑賞。ピーター・ブルックしか知らなかった(汗)けれども、実に様々な演出がなされていて、一番はっとしたのは、『三人姉妹』のラストで、それぞれが「生きていかなければ」「それがわかりさえすれば」「働かなくては」という台詞を、まるで軍楽に合わせたシュプレヒコールのように交互に言っていた作品。その時、これは三人姉妹それぞれのドラマが織り成すポリフォニー(多声音楽)だと閃いた。小説にだってポリフォニーと呼ばれる文学(それもドストエフスキーらしい)があるのだけれども、演劇に初めてポリフォニーの地平を切り開いたのはチェーホフなんではないだろうか。冒頭から、20世紀の演劇を作ったのはチェーホフ、と言われてフランスでも盛んに研究されてるなんて全然理解できなかったけれど、今まで観てきたナイロン100℃「わが闇」とかだってどう考えてもチェーホフから来てるに違いないと確信した。それで観方もわかってきた。話の筋というべきストーリーは、人物の持つドラマに飲み込まれ、そこではほとんど機能する必要がないのだ。


 なので、先日観に行ったフランス映画「PARIS」も、難なく観ることができた。むしろ面白かった。その前の「モンテーニュ通りのカフェ(原題Fauteuils d'orchestre:オーケストラの席)」にしろ、きっとタイトルは人生がポリフォニー(オーケストラ)だということをはっきり示していたと思う。



 ちょっと力尽きたので、次回に続く。
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2009年06月02日

深きがゆえに、水に流して。「陥人どぽんど2006」

 やっつけ仕事的に撮り溜めした演劇ばっかり観ています@二日目〜。奇しくも「オセロー」に続きシェークスピアの、これはパスティーシュというのか、翻案?そういえば野田秀樹もそんなのやってたような。

 「ヴェニスの商人」?と思っていたら魔女が出てきて雲行きが怪しくなり、ダンカン王が殺され眠りも殺され(マクベス?)と思っていたらオセローがいて、さらに生き別れの双子の話(十二夜?)で不思議な話になっていました。もうちょっと滅茶苦茶な感じで、でも最後の魔女の話でホロリ。ヴェニスが海に孕ませた蛭子のような怪物が、血が流れた時やっと人間に生まれることができるというのも。あのクライマックスだけで許せる感じがしてしまう。終わり方は少しわかりにくかったけど…。



「救われたい?」「誰よりも、罪深きがゆえに」

「娼婦の性でね。拒む事を知らないの。だから私は全てを赦してきた」




 珍しく18禁の話になりそうなので未成年はここまでにしといてください。

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夢幻能のク・ナウカ「オセロー」(ネタバレちっく)

 なんの予備知識もなく観てしまって、本当に能だけだったらどうしよう…となってたけど、ちゃんと話の筋もわかるようになっていた。
 頼りない知識でいくと、どうもシテに当たるのがデズデモーナの亡霊で、その遺品である苺模様のハンカチーフ(これがどうもオイラには笑いのツボになるwww)を見つけ話を聞く人がワキのようだ。それも、突然回想シーンとしてオセローやイアーゴーが出てくるのでようやく理解できた。回想シーンは普通のお芝居になってるのでちょっとほっとする。それと能の部分が繰り返される。
 デズデモーナを主役に据えたことといい、能の文語体MIXといい、くらぽーにはかなり斬新な演出・構成に思えた。彼女の無実もひしひしと伝わってくる。ただ、回想シーンは最初お面だったのに2回目あたりから素顔になっている理由が不明だった。オセローは黒く塗らないといけないから、それよりはお面の方がよっぽど自然な気がしてしまう。民族音楽っぽい演奏も、今までと違ったシェイクスピアだった。
 亡霊のデズデモーナは能面みたいに綺麗で鬼気迫っていた。観る人を幽玄の世界に取り込んでいく、不思議な雰囲気の魅力ある劇団だ。

 ここで思ったのは、いろんな演出の同じ作品をたくさん観るととてもいいのではないかということ。ドラマ『ベートーベン・ウイルス』で知ったのは、ある指揮者が、過去の先輩たちのスコアを全部取り寄せて、自分の解釈を作り上げていったという話。舞台演出にも同じことが言えそう。
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2009年05月29日

9.11後の世界「グラン・トリノ」

 偶然がいろいろ重なって観ることができた映画。

・有給の友人に昼食に誘われる
・レディースデーである
・共通の友人から聞いてた映画を思い出す


 これを観て、アメリカも捨てたもんじゃないな…と思った。9.11の後に撮る意味も。人種差別発言だらけの台詞なのに、それが友情を表す軽口だったり、身内(同じ民族)なのにわかりあえなかったり残虐な報復をしたり。目を、耳を疑うようなシーンの連続だったけど、それが真実の世界なのだと思った。話がどういう風に流れるのか最初は想像がつかなくて、ただ、隣人と打ち解けた時に、あーフラグ立ったと思ってしまった。
 
 イーストウッド、もうびっくりする(ターミネーターの骨格に似てる)くらい歳取って見えるけど、男の美学は古びません。ちょっとだけブロンソンの映画を思い出してしまったのは、同じ西部劇畑だからだろうか。

 減点1つは、ラストの音楽だね…。賞もらって自信がついたのはいいけど、歌じゃなくて良かったよね。しかも、最初から息子に歌ってもらった方が気にならないよね…。関係ないけど、「夜行の階段」も、藤木直人がエンディング歌ってるのがテンション下がる。

 また話がズレるけども、予告編で「お買い物中毒な私!」というコメディ?映画をやっていた。要するに、「私、精神病なんだ〜」って自己アピールしたいのかと。そんなんで幸せになれるのかと。まず“ビョウキな私”に喜んでるだろうと。ビョウキを、嬉しそうに言うな。てか、買い物依存ていうのだけで感情移入しろというのが間違い。こんな映画作るくらいなら、こないだ読んだ宮部みゆきの『火車』を映画で観てみたい。
 「幸せに、なりたかっただけなのに。」キャッチコピーはこれで。そうすれば買い物依存も減るかもしれませーん。

 その後、デパートへウィンドウショッピングに。まあたくさんあるもんだから、どれもこれも欲しくなるわけだよ…。だからあんまり近寄らないに越したこたないと思ったね。
posted by くらぽー at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

メタフィクションの世界?「冬の絵空」あと「容疑者Xの献身」(キャラメルBOX)

 TVの芸術劇場でやっていたもの。新感線の橋本さん・粟根さんにラーメンズの片桐さん、阿佐ヶ谷スパイダースの伊達さんが出演されていたので、うわーと思って録画もせずにそのまま観ちゃった(結果的に正解)。調べてみると生瀬勝久さんが出身という劇団「そとばこまち」は、なんと元は京大のサークルでした…!(ちなみに『名探偵コナン』の蘭役の人もここ出身)


 内容はというと、ちょっと不完全燃焼だなあ…橋本さん好きなんだけど、これはちょっとシリアスすぎてあんまり活かしきれてない感じがする。藤木直人が二枚目役だったせいで、いい人っていうか常識人の役だったために少し線が弱い感じ。
 作品の雰囲気はちょっとつかこうへいに似てる…?(といっても映画「幕末純情伝」しか知らない)忠臣蔵の意外な内幕を描こうとしているのだけどいまいち乗り切れない、そもそも理由がちょっと不可解。学生演劇ならまあ面白いけど、商業にするにはちょっと深みが足りない気がしました。それともオイラの頭がついていけないだけなのかなあ。もう少し、2人の大石内蔵助ってところに焦点当てるべきではなかったのかと。素顔の自分を愛されず、仮面の幻を愛された悲哀も、藤木直人の演技でヘナヘナに…(汗)客演なんだからそれこそ海老蔵とか染五郎に頼めばよかったのに。だから、ヒロスエといい藤木直人といい(以下略)

 結論→五右衛門ロック観に行こう、やっぱ。

 あと、先日は池袋にキャラメルBOX「容疑者Xの献身」を観に行きました。前回に続き、西川浩幸さん主演ですね。岡田達也さんのガリレオは似合ってるんだけど、あの人素の時とのギャップが激しすぎるよねー、モテるのはわかるけど。映画より以前に思いついたのかもしれませんが、一瞬映画がフラッシュバックする場面がありました。映画よりは原作に忠実なのかもしれませんが…でも松雪泰子がやってた役は、もうイメージがついていたのでちょっと納得できませんでした。特筆すべきは「相棒」の川原和久さんが出てたこと。追加公演も出てたので、やっぱ人気なんですねえ。川原さんの在籍する劇団ショーマはメタフィクション演劇なんだそうです。

 虚構の中で虚構を演じるという構造も、少しわくわくします。そういえば上の「冬の絵空」もメタフィクションなんだね。
posted by くらぽー at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

一応観たんですけど…「おくりびと」

 この忙しい最中に、ギンレイホールでやっていたので行ってきちゃいました。
 山形の、レトロな建物とチェロの音と、死という問題。作品世界はとても完成度高かった。納棺という静謐で厳かな儀式に、美しさを感じた。モックンのややオーバーリアクションが気になる以外は…広末涼子にぶち壊されたことくらいwww
 よくあれでアカデミー賞がもらえたなあと。ヒロスエはヒロスエにしか見えない…もうあの鼻にかかった高い声のトーンとか、年齢差とか、なんでこの人がこの映画のヒロインなんだ?と疑問ばっかりで話に集中できない。年齢的・演技的にも麻生久美子ならぴったりだったのに…。ネームバリューの違いなのか?(リュック・ベッソンも使ってたわけだし)でも…実に勿体なかった。存在感?ヒロスエである必要性は全く感じられなかった。


 そして、同じ意見の人がいないかなあと思って探したらやっぱりいた!

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1223601462
http://ameblo.jp/petitlight/entry-10150747759.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1223675707


 映画も産業だから、ビジネスだからより多くに観てもらうためには仕方なかったのかもしれないね。っていうとやっぱり実力だけではない格差が存在するんだろうなー。

 フォローのために。「GOEMON」の予告で観たヒロスエは、可愛かったんだよ。一児の母とは思えないくらい。お姫様とか、ああいう役のが似合ってる。もうちょっと演技の幅を広げてから、世界に挑戦してほしいもんです。ちなみに、『ぼくの地球を守って』の亜梨子のイメージにもぴったりな気がしてます。あ、でも歌は吹替えなきゃね(汗)



 おまけ。「大阪ハムレット」というのも一緒に観た。体調不良で途中で抜けてしまったけど、かなり面白かった!ハムレットは3人兄弟、それぞれの悩みがあるんだけれど舞台を変えただけでこんなに笑えてしまうとは。これから研究しようと思ってる「悲喜劇」というジャンルについて、いいサンプルになった。よく見るとすっごい悲劇でさえ、それをどうにかして笑い飛ばしてしまおうという大阪パワー、見習いたいものである。
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2009年04月16日

あたしんちに男子

…が来ることはないだろうなと思いながら初回観た、『あたしんちの男子』。火曜9時枠はもう女の煩悩のためにあるような番組ばかりですね。にしても、岡田義徳くん(だから年上だって)が出てるのは嬉しい限りです。『1ポンドの福音』の時誉めた腹筋が、また拝めました、あと高島礼子さんのバスタオル1枚もwww


 それで、まあ全然話変わるけど、日本での残り少ない時間のうちにYをなんとか陥落させようと思って友人宅で挑んでいたわけですが、そのうちに『コルダ』なら映像化(ドラマよりは映画…?)できるんじゃないかと思って女子2人でキャスティングを考えました。


 ここから先は、『コルダ』がわかる人だけ読んでください(爆


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2009年03月29日

最近観た映画から(ネタバレあり)。

 もう最近じゃないかもしれないけど。生き別れ、死に別れの映画多かった…。


「あの日の指輪を待つきみへ」
 最後は新しい愛に目覚めてハッピーエンド。シャーリー・マクレーン健在に安心。クリストファー・プラマーってどこかで観たことあると思ったら「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐だった!一番可哀相だったのは結婚相手。あと、あんなに主人公が愛した彼氏にいまいち魅力を感じなかった。「運命の愛は、一度きりじゃない」ってコピーは、なんかズルイ気がする。3人に一度に愛されるだけでもズルイのに。

「百万円と苦虫女」
 蒼井優の魅力満載。森山未來くんとの関係も初々しく、そしてまさかの切ないラスト…。さよならだけが人生だ、ということを力抜いて伝える感じ。オイラも百万円貯めてトランク1つで放浪したい。したいけど。

「グーグーだって猫である」
 吉祥寺が出てる!というだけでも観る価値がある(?)ねこホンマ可愛い。そして「めがね」から気になっていた加瀬亮がここでもいい味出している。おかげで『ありふれた奇跡』もしっかり観てしまった。そういえば、この人って草食系?ああ、アリかも。

「コレラの時代の愛」
 えーと、愛って、貞節ってなんだろね…と思った。ガルシア=マルケスの原作読んでないけど、なんで『百年の孤独』じゃなくてこっちなのか。『百年』はゴッドファーザーみたいにできるはずなのに。主人公の女々しさ、身勝手さは天下一品。てゆかキモイ。ライバル役の彼女の夫のがよっぽど魅力的なので、ホント捨てられでもしなきゃそっちには行かないと思った。

「イントゥ・ザ・ワイルド」
 自然がオレを呼んでるぜ的映画。でも彼の人生って何だったの?という不思議な味わい。主人公エミール・ハーシュは結構男前。男だったらバックパッカーで生きるのはいいかもしれない。男だったら。

「落下の王国」
 多分一言で言うと、落下フェチの映画。ストーリーにはあんまり意味がないのかもしれない。ナンセンスな寓話の、目も覚めるような映像。回々教徒のダンスは圧巻。あと、女の子が無駄に縛られて泣いたりする。お話の中に入り込んでしまう劇中劇の入れ子構造、こういうナンセンスは大好き。テーマのあのベト7(葬送曲の部分)が聴きたくてきっとまた意味なく観てしまう。

「トウキョウソナタ」
 なんでこんなに重いテーマが…と思ったら黒沢清ってあったんだからしょうがねえ。多分ちゃんと観るの初めて…あ、『蛇の道』は観たな。でもホラーは嫌いだから多分観ない。香川照之のダメ親父っぷりが笑えてくる。小泉今日子である必要性はあったのか。「グーグー」はぴったりだったけど。大物の意外なカメオ出演。なんか途中でコミカルになるから最後まで観てて飽きなかった。フィクションなのに現代の空気感を余すところなくリアルに伝えている。

「宮廷画家ゴヤは見た」
 ナタリー・ポートマンの女優ぶりに脱帽。『コレラの〜』のキモイ主人公がまた出てる。おまけにまた自己中男。こんな男にすべてを捧げて精神を壊した彼女の人生は誰が償うのだろう?でも生き写しの娘を2役で演じて、それもまた良かった。拷問のシーン怖かった。

「ブーリン家の姉妹」
 ナタリーポートマン、今度はまた180度違う、王の愛と権力を得ようと権謀術数を巡らす悪女の役。でも、世界史で習ったアン・ブーリンて、王の愛人としか習わなかったのに(汗)対して妹役のスカーレット・ヨハンソンは、別に他の誰がやってもいい感じ。友人いはく「バカっぽいのがいいんじゃない?」でもバカと純粋無垢は紙一重。そしてそれは意外とモテる、というグリム童話の典型を踏襲したストーリー。女優として何かで選ばれてた気がするけど、多分知的なタイプとは言わないんだろーね(爆)妹役か姉役かといえば姉役のが絶対面白いと思うくらぽーも既に何かに毒されている。けど結局一番最低だったのは、やっぱり自己中な王だろう。史実でも、アンを処刑してから5番目まで王妃を取り替えているし…。エリック・バナ結構好きだったのに、男の狡さ、弱さをたっぷりやっちゃったから印象悪くなったー。

「P.Sアイラヴユー」
 予告編とポスターに騙されてたけど、これは『オータム・イン・ニューヨーク』みたいなベタな悲恋もの(いや観てないけど)じゃない。開けてびっくり、多分70%以上が笑うとこ。でもしょうがないよね、永遠のお別れなんだから…。しかもそれがまた重くなりすぎない感じで良かった。愛を失くしても、一人でも生きていくことはできるんだと思った。『オペラ座の怪人』が忘れられないジェラール・バトラーがちょっと2枚目半な男性を好演。ヒラリー・スワンクもだけど、キャシー・ベイツがなんだか昔よりずっと綺麗になった。というより元から綺麗なひとだったんだよね。逆に『フレンズ』のリサ・クドローはもう何歳なん?って感じ。さらに、最初から出てて主人公のことを好きだったのに、キスでやっぱり違うってなって結局友達に納まっている彼は何なん?献花の代わりに、ショットグラスをいっぱい置いて、一人ずつ乾杯していく告別式(?)は良かった。


 とりあえず、アイルランドに行ってみたくなる映画が多かった。
posted by くらぽー at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

君の跡形『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』

 今日授業が急にキャンセルになってしまったので、先日録画していたキャラメルBOXを観る。これで応募書類にもう一つ作品名を書いたのがハッタリじゃなくなったw


 そう、先日ついに応募してしまった。「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」を生で観に行った時もらったチラシにあった演出部募集につられて、こないだ食事した年下の女の子の
「人生仕掛けはたくさんあった方が面白いですよ」
という一言に背を押されてついに。
 以前キャラメルBOXについて微妙なコメントをしていたが、最近になって作品を観ているうちに、とてもテーマが一貫していたことに気づいた。そして、だからこそ応募する気にもなった。
 殊に最近の話は、どうも幽霊と会話できたりそのせいで本人に自覚がなかったり(下手するとネタバレ)というのが多い。「死」が、本当に大切な物を炙り出す。生きているうちはなかなか気づかないこと。愛憎も何もかも、総ては生のうちにあること。野田秀樹の『半神』でも出てくる、「永遠というものの悲しみと生きることのはかなさ(引用はブラッドベリの『霧笛』より)」をあまりに誰も知らなすぎる。



 今回の物語は、そういう意味で本当に切に身に沁みる。交通事故で自分以外の家族を亡くしてしまう主人公に、否応もなく未来の自分を重ねた。幽霊でもいいかもしれないほどに。あの井戸の面々を、残らず全て失ってしまえば、一体誰がいるのか?
 そして唯一残った“叔父”。彼の叙述トリック、そして場面転換になるほどーと感心する。

 すべてを説明しきることはならない。ただ、どうしてあの時おねえちゃんが傍に来たと思ったのか、目に見えるほど自分の気持ちはその程度しかなかったのか、ということを(実に真剣に)思いながら観た。


 いつか幽霊の出てくる話をやっぱり書かなくてはならない。おにいちゃんの話、おねえちゃんの話、井戸の話。

 死者を生き返らせる術が、それしかないのだから。
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2009年02月09日

どうせなら、

 ズバリ『蟹工船』をドラマにすれば良かったんじゃないかと思う、『銭ゲバ』。
posted by くらぽー at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

10月・11月に観た映画。

「JUNO」
 日本でも「14歳の母」ってドラマが記憶に新しいけど、家族があっさり生むことと養子に出すことを賛成するのに驚いた。16歳って向こうでは車も運転できるから、高校生でもここまで尊重されるのか。
 BFの男の子がちょっとボケっとしてて頼りなくて可愛かった。後日、キリスト教では里子制度が発達していると聞く。もし、くらぽーに子どもが出来なければ、里子って手もあるなと思ってしまったわけだが。自分の血を引かないってありがたいし、兄弟いっぱいに出来るし、そゆ考えは甘いのだろうか…。

「20世紀少年」
 曲があるって知らなくて(汗)、でも原作の雰囲気通りだと思った。昔のスカシたトヨエツより、オッチョめっちゃかっこいいんですけど!!実はまだ読破してないので読みたくなったけど、春まではお預けとなった。

「容疑者Xの献身」
 SATCがギリギリでチケット買えなくて変更になったもの。でも堤さんを大画面で観られて満足。逆に福山はもうオジサンだなと思ったwwwスタントにも頑張ってたけど舞台とかやらなきゃ頭打ちだろう。何か人気あるっぽいけど、周囲で好きな人知らないぞ。雪山の時の顔がくちょくちょで(スポーツ万能の設定は?)、笑いそうになってしまった。お蔭で、殺意があったのかどうか、という演出もふいになってしまった。
 松雪泰子キレーだった。薄幸美人似合う。この2人、ドラマ「めだか」でも共演してたけどお似合いなんじゃ?
 もう泣いて泣いてしょうがなかった。何この愛。こんな男いないよ。アンドレの次に感銘受けたね。だけど、原作を後で読んで、リアルで映像化したら主演は田口浩正くらいなのでは、そして泣く人はどれくらいいるのか、考えてしまった。そういう意味で、映像化って美化しすぎだよね(ガリレオを福山がやること自体がry)

「イースタン・プロミス」
 「LOR」シリーズのヴィゴ・モーテンセンにやられっぱなしの映画。これで今年の「最もセクシーな裸」に選ばれたとかなんとか。たまたま友人と予定合わなくて一人入った映画館でフルヌード(格闘シーンだけど)を観てしまい、そうでなくても服を着てても立ち昇る色香というかオーラに、何度もってかれそうになったことか…!大体、普段はそうでもないのに役で好きになってしまう俳優は多いのだけど(フランス映画の回然り、「ダージリン急行」のエイドリアン・ブロディ然り「悲しみが乾くまで」のベネチオ・デルトロ然り)、こいつはホンモノだ。演出上、2人のプラトニックな関係を示すものとしてナオミ・ワッツと最後にキスをしてほしくなかった。2人の日常が交差するのは一瞬だとわかっているのだからおでこをくっつけるだけとか、視線の演技だけでも充分だったと思う。
 少女の日記が、ロシアの現状を指しているなら、本当に辛い。

「歩いても歩いても」
 人はそれぞれ井戸を持っているのだなーとしみじみ思った。特に人の死んだ家庭では。YOU演じる姉が軽さを出して救いになっている。樹木希林の母親(父ぽー方の祖母に似てる)は息子の死とそれ以外にも溜め込んだ澱をオブラートに包みながら、姑や母、妻といろいろな面を見せてくれる。基本的に誰でも持ってそうな女の業という感じ。
 最後に2人が階段に上るシーンの余韻が良い。「いっつも、間に合わないんだよなあ」という阿部寛の言葉が胸に刺さる。そう、みんないつかいなくなってしまう。急に井戸に電話をしたくなった。

「ぼくの大切なともだち」
 友人と観に行って、気まずくなるだろう質問をしてしまいそうになるのを堪えた。大人になったなあ。
 「結婚式と葬式で判る」いつか被差別部落出身の人が言ったという言葉(人伝だが)。しかし実際には「君の葬式には誰も来ないよ」という言葉をはっきり言う奴もいまいて。
 ルコントのコメディを腰据えてちゃんと観るのは初めてのような気がするが、やはり人生訓とかためになるっていうか、辛口だよな。
 主人公が友達の作り方を教えてほしいと近づく男性にしたって、雑学王だけどそればかりしゃべるので誰も相手にしない。「笑顔」と「感じの良さ」と「誠実さ」が必要だと話したって、仕事柄客と愛想よく会話は出来ても、もっと身近な人とは親しくなれない。
 これを自分を引き合いに出してみると、くらぽーだって昔「いつも笑ってるね」と言われる子だった。にしたって心を開ける友達なんてできずに、笑ってるのは馬鹿な子だと思われてるんじゃないかと考えて黙るようになった(自意識過剰な年頃だからね)。「誠実さ」にしたって、誤解ばっかりされている。むしろ要領のいいやつほど周りから誠実ないい人だと思われている…これが現実。「友情は金で買えない」らしい。
 しかも、件の友人はとても友達が多い。常に仏頂面にも関わらず、である。どう考えてもオイラのが感じいいぜ?「うちは正直だからね」なんだそりゃ…。正直に話したところでいいこともないし。心を開けば裏切られる、それの繰返しが多すぎた。こうやってブラックなくらぽーは出来上がりましたとさ。
 ともかくハッピーエンドで良かった。「星の王子さま」のキツネの一節もいいよね。クライマックスをミリオネアに持っていったのが盛り上がって良かったけど、裏切った友達がテレフォンにいるのは、どういうカラクリなのか?たまたま知ってたから?日本だと予め決まってて、カメラも入っているというのに。しかも、時間内で答えを教えるべきところで延々としゃべるし。都合よすぎてうんざりした。最初に紹介されて、演説?をして、クイズの解答とともに電話するか悩む、って風にした方が面白かった気がする。その辺は国民性か。まあみのもんたがいるのだし、日本でも同じようにできる話ではある。
 にしても、フランス映画って、オートゥイユ(ちょっとデニーロ似)にしろドパルデューにしろ、顔が非対称な俳優が多いよね…。


 「パコと魔法の絵本」が、最初教育番組のノリのファンタジー?かと勝手に敬遠してたけど、後藤ひろひと×中島哲也だと知ってちょっと観たかった。あと、予告で観た「K-20」が楽しみ。
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2008年10月24日

君はここまで萌えられるか「Wicked」

 シンバシに、劇団四季を観に行って来ました♪

 「オズの魔法使い」のスピンオフ?で、なんと、あの憎たらしい西の魔女が主人公。物語はドロシーがやってくる遥か昔、西の魔女もピッチピチの少女です…おお、これってメガネツンデレ魔女っ子じゃwww


 席は遠めだったんですが、最近観た映画やドラマから脳内で
主役=松雪泰子
北の魔女=松浦亜弥(→次第にはしのえみ)
かかし=柏原崇(2幕以降→玉木宏)
ブリキ=アリキリ石井正則
オズ=風間杜夫
学院長=メリル・ストリープ
と変換(補完?)して観ました。やっぱり主役は歌うまかった。

 やっぱり、西の魔女を主人公にしたということが画期的だと思った。本来なら悪役のはずの彼女にここまで感情移入できるとは。オズに隠された秘密。「オズ」というデータベースからこうも読み取れるのか、とひたすら感心。

 データベースとは何のこっちゃという人に。今読んでいるのが「動物化するポストモダン」(←友人から聞いて)なんですが、スピンオフってつまりは2次創作であり、原作でもあるシミュラークルなんだなあって実感した。「風と共に去りぬ」の続編「スカーレット」だってまあそうなわけで。つまり、初めに世に出た作品の認知度によってシミュラークルの認知度も高くなるってだけですよね。


 結論としては、なんだかみんなそれぞれかわいそうなお話でした。「オズの魔法使い」の続編はなんと10編以上あるそうですが、意外に知らないですよね。「オズ」クロニクルがどうなってるのか、その後もちょっと知りたくなりました。


 関係ないけど、樹なつみの漫画「OZ」も結構好きでした。以下、ネタバレ注意。
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2008年10月02日

なんてこともないこと。「幸せになるための27のドレス」

 小学校の同級生が結婚した、という話を地元出身の友人(その子とは中学まで一緒)から聞いた。彼女は式に呼ばれていたらしい。「結婚式と葬式で付き合いがわかる」という言葉もあるが、全くと言って他人の結婚式に縁がない(といっても2件呼ばれたけどさ)。
 でも、他人の結婚式に出るのが喜び、って、どんなマゾ女だよと思わせたこの映画の主人公。友達多いのが自慢なのか?という風にオイラには思えなくもない。
 まあ出席だけじゃなくて企画とか進行まで任されてるんだから、信頼されてるし腕?も買われているのだろう。というか、NOと言えない優等生長女気質がアメリカにもいるわけだ。
 片思いの男が冴えないし、話としても別にどうってことはない。多分、来年あたりフジテレビがドラマにするんじゃないかww

 同級生の結婚式の話を聞いた時、気持ちは確かに翳ったのだが、まあくらぽーは“13番目の魔女”であるし、こっちも向こうと話したいようなことが特にないしなあと思い直したのだった。音信不通なの中学以来だしね。多分高校までの友達もみんな絶縁状態なので、結婚式に呼ばれたらむしろそっちのがびっくりするわ。まあ、結婚式に呼ばれるだけの友人(結婚しないと豪語している)も、どういう気持ちで行っているのかはよくわからないけど…。
 それで関係ないけど、葬式は密葬でいいなと思うくらぽーです。
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2008年09月08日

ドラマ「氷の華」

を観ました。
 思ったのは、毎年いっつもこの時期の特番ドラマで、山中湖とか河口湖とかに行っているなあ、米倉涼子。避暑兼ねて撮影なのかな?「モンスターペアレンツ」とは違う雰囲気で、泣きそうな顔が子どもっぽくてチョ可愛かった。結局高岡早紀とは仲が良いのか…。姉妹なの?
 葉月里緒奈が久々に出てた。顔白すぎ!あと、もっとぽっちゃりすればいいのに。(常盤貴子にしても)頬骨出過ぎると輪郭が変な感じがする。この写真はいいな。↓
http://sankei.jp.msn.com/photos/entertainments/entertainers/080831/tnr0808310936004-p1.htm
 中島ひろ子はいいですね。美人てタイプじゃないけどカメレオン女優だし、演技も安定してるし好きだな。『櫻の園』出身の中でちゃんと続いてるのはこの人だけではないだろうか。つみきみほは舞台に出ているらしいが…。
 原作では事件の核となるべき愛人の正体…のはずが、ドラマでは声変えてても舌っ足らずな話し方ですぐに誰だかわかってしまう残念さ(ここではあえて書かない)。はっきり言って1話だけで完結できそうなもんだ。2話目の裁判シーンは必要あったのか…。
 あとは、夫役の堺雅人さんの「もしもし、僕です」っていう着ゴエがほしいなと思ったww


 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番作品18は小学生から1番愛着のある曲だったのですが、「のだめ」に出てからかどこでも聴くようになり、ちょっとポピュラーな定番になってしまったようですね。それも残念(てか、あの曲が好きな小学生って…?
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2008年07月28日

フランス語とフランス男堪能「潜水服は蝶の夢を見る」「プライスレス」

 最近観たフランス映画は、大人がフランス語のレッスンをするのに本当にふさわしい教材となりそうだった。


 1本目「潜水服は蝶の夢を見る」。これもまたアンビリバボーかなんかで見て知ったのだけど、なかなか面白かった。主人公の心象風景が時折幻想的にカット割されている。特に潜水服のシーンは、音もなく静謐な孤独の棺に閉じ込められたかのようだった。できればまた観てみたい。フィクションと割り切っての話だけど。俳優も、西川忠志(きよしの長男で俳優)に似ていて、水谷さんといい、最近こういう顔が好きなんだなーと思った。

 2本目「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」。「アメリ」で一世を風靡したオドレイ・トトゥが、一転して小悪魔な女性を演じている。対する男性は、池内博之をちょっとヘタレにしたような…wでもなかなか面白い恋愛映画で、予想外な展開ばかりで先が読めなかった。恋のレッスンとしてはお手本にはならないけども、コケティッシュなオドレイは観てて楽しかったし、ラストも希望が持てる終わり方で良かった。ああいう30代になろうかな(あれ、前となんか違う?)
posted by くらぽー at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月02日

最近頭から離れないこと。「君のためなら千回でも」

 みんなが一度に幸せになることは、たぶんできない。「誰かの願いが叶うころ」を聴いてから、そう思うようになった。自分が幸せになったら、その分どこかで誰かが不幸になる気がする。だから、逆に自分が不幸になった分誰かが幸せになっていると思った方が気が楽なんじゃないか。「クワイエットルーム」の蒼井優ちゃんの役の子の考えにも似てる。
 ここで突然もう5、6年前に聴いた「身代わりマリー」「SM作家」(筋少もとい特撮の「爆誕」の曲目)を思い出す。全く同じ思考回路だった。それとも刷り込まれちゃったのか。いぞうの回見てピンと来た人はぜひお友達になりましょう♪
 でも、多分、そう思ってもいい相手というのは存在する。忠実である、というのは単なる上下関係ではない。その人のために命を捨ててもいいというのは、最大の愛情・信頼だと思う。
 今回観た映画はよくわからなかったとこもある。ただ、本当に、友に忠実な少年の姿がとても眩しく見えた。そして、こういう人を確かに1人は知っていた。殴られても、殴り返さない人。非暴力。主人公は最初とてもいやな奴で、この本を美談として書いたこと自体なんかやな奴という気さえするのだが、それでも教えられることはたくさんあった。報復の醜さ。世界中の子どもを全ては救えない。電車の吊り広告にあった、3秒に1人死んでいくという現実。なのになぜ自分は生きているんだろう、役に立つわけでもなく、誰かを幸せにできるような力もない。
 アキバで事件起こした人にも、もう少しだけ考えてほしかった。自分は孤独だと卑屈になる前に、もう少し自分の周りより外側を見てほしかった。映画の主人公が変われたのはその友人のお蔭かもしれず、自己満足にしか終わらないのかもしれないが、それにしたってもっと不幸な子どもたちがいる。中学生になるかならないかで、常に心身を脅かされ、自分は汚れているとか、生きているべきじゃないとか思ったり、その日の食べ物にも困ったり…。
 実際何ができるわけでもない。結局世界を動かすのは経済だから。だからこそのnoblesse obligeだと思う。でも、そんな力もなく何も出来ないならせめて、自分の痛みは誰かの痛みと引き換えだと思うことにすれば、自分の幸せより他人の幸せを祈る方が世界はよくなるんじゃないかなあ?キリストの受難も、鎌倉の大仏も、崇高に見えるのは同じ理由のような気がする。

 あと、もう一つ非常に短絡的なこと。世界中で政治のトップに立つのは男だから戦争がなくならないんじゃないか、とか。女性ならとりあえず協調路線に立ちそうだから。まあすべて、真夜中のPMSの世迷言ですけどね…。



「やっかいはわかってた でも愛したんだ」
「身代わり この世界は 誰かの身代わりさ」(「身代わりマリー」)

「私の不幸が、涙が、苦しみと死が、世界中の人々に幸福をもたらすのでございます」
「そういうふうに考えた時初めて人間の生命は意味を持ち、きらきらと輝き始めるのでございます」(「SM作家」)
posted by くらぽー at 03:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月23日

「髑髏城の7人〜アカドクロ/アオドクロ」

 先週水曜辺りからお腹とか体調が芳しくなかったのですが、「アカドクロ」最終日ということもあって頑張って行ってきちゃいました。

 いや〜良かったですねえ。行った甲斐があった。何が良かったって、トリプルヒロインが。今回は女性陣にばかり目が行って、特に男装の水野美紀にはとてもウットリしました。殺陣もかっこよかったし。 いいですねえやっぱり男装の麗人は。だからといって男装カフェに通うほどではないのですが、男装(自分で)ブームがしばらくきそう。まあ麗人でもないのにやるとキモイだけかもしれませんが…。
 あと殺陣もやってみたいなー、あの刀さばき。高橋英樹を見ても、剣のさばき方が美しいと思います。ちなみにラウンドワンの鬼武者みたいなゲームがすごいスキです。妹を助けるため、命がけで剣を振るう物語もとっつきやすい。バッティングよりも筋肉痛になりますが、爽快です♪


 で、土曜日はとうとうアオドクロまで観に行ってしまいました。一般的には知った顔が多いのでアオドクロのが見やすい?かも。今回は染五郎に池内博之、懐かしの佐藤アツヒロ(光GENJIで、2番目くらいに好きだった)という、トリプルヒロインならぬトリプルヒーローでした。それぞれ個性が際立つ感じでよかったですね。染五郎がなぜ白髪?と思っていたけど、おそらく池内博之が黒髪、佐藤あっくん(笑)が金髪リーゼントというわけだからでしょう。

 殺陣は相変わらずすごいんですが、歌や踊りが多くててんこもりな感じがしましたね。アカより1時間ほど長いのに、時間を感じさせない作り。登場人物も少しずつ名前や設定が違うので、見比べるのもなかなか面白いです。

 衣装はアカドクロのが好みだったかな?アオドクロのは、セイント星矢に見えてしかたなかった。でもポスター見る限り、キャシャーン(実写版)か…?あと、ストーリー展開はアオドクロの方がわかりやすかったと思う。アカドクロは唐突に正体がばれる感じで。

 以下やってはいけないアカとアオのキャスト比較をここでやってしまう。あとネタばれ!

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posted by くらぽー at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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